歌手や俳優として活動しているGACKT氏が広告塔を務めている仮想通貨「SPINDLE(スピンドル)」は「GACKTコイン」とも呼ばれています。
2018年1月にICOが行われ、結果として220億円以上の資金集めを成功させています。
2018年5月に世界5か所の仮想通貨取引上に上場したが、暴落して多くの損失を抱えてしまった投資家もいるとも言われています。
スピンドルの運営元ブラックスターの問題点は、これまでも指摘されてきた。仮想通貨の売買等を事業として行う際には、必ず仮想通貨業者の登録をしなければならないが、ブラックスターは登録していない。もしスピンドルが仮想通貨として売買されていたとすれば、資金決済法違反の可能性が出てくる。
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27295.html
――ブラックスターは、「スピンドルは他人に譲渡できない仮想通貨だから『2号仮想通貨』にあたらない」と説明しています。
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27295_2.html
伊藤博敏氏 スピンドルは仮想通貨です。無名の仮想通貨を使ったICO(イニシャル・コイン・オファリング:仮想通貨を使った資金調達)です。ブラックスターがかつて「販売できないから仮想通貨ではない」と主張していた当時、金融庁は売っていいのか悪いのかについて、判断を明確に表明していませんでした。従ってブラックスターの創業者メンバーに対して資金決済法違反に問うのはかなり無理筋です。
ブラックスターは仮想通貨業者の登録をしていませんが、スピンドルのことを一号・二号仮想通貨に当たらないとしいるため、販売できると主張しています。
ICOビジネスの一環として行われていたようです。
実際、違法であるならば現時点でブラックスターが逮捕されているでしょうがそのようなことはありません。
それはおそらく、仮想通貨に対して日本の法整備が整ってないからとも言えるでしょう。
なので、あくまで合法の範囲内で行われている事業なので法律的には問題が無いのでしょう。
今回の報道で、GACKTが「代理店になったほうがいいと思います。仮想通貨の販売手数料(コミッション)は異常で25%入るんです」とセミナーで語っていたことが明らかになりましたが、GACKTにとって代理店収入は美味しかったと想像できます。スピンドルは、プロ野球選手、ミュージシャン、資産家などから100億円を集めたと言われています。そのうち、GACKTも相当がんばってセミナーを開催し、会社経営などに携わっている出資者候補に対して熱心に勧誘し、集めたでしょう。
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27295_2.html
スピンドルのモデルとして代理店収入で儲けるという仕組みだったのでしょうか。
GACKT氏はその収入を得るために多くの出資者を募っていたのでしょう。
法的に問題の無いものをただ売っていた、資金を募っていたということなので合法なのでしょう。
スピンドルはブラックスター(Blackstar&Co.)という企業が販売していましたが、設立していた日本のオフィスを閉鎖して移転させるという動きを見せました。
https://cointyo.jp/article/10008358
この移転の前にスピンドルの価格は暴落していました。そのため、このニュースが追い打ちをかける形になり、さらに価格が暴落しています。
最初にも紹介した通り、スピンドルのICOが行われるときにGacktが広告塔として活動していました。その結果として220億円の資金が集まったのは事実です。
https://cointyo.jp/article/10008358
しかし、その後すぐにGacktがスピンドルから離れることになりました。このニュースも価格に影響したと考えられ、暴落した要素の1つといえます。
なお、当のGacktは暴落前にスピンドルを売り抜けたを考えられており、これもトレーダーからの印象を悪くした原因になっていると考えられるでしょう。
現在はGACKT氏もプロジェクトに関わっていないようです。そしてスピンドルの価格は一貫して下落しています。
今までの報道ではプラスを見込める様子があまりにも少ないですよね。
その為、今現在では新たに購入しようと考える人は少ないでしょうがスピンドルの基本システムの開発を着手しているようなので今後の展開次第では改めて注目が集める仮想通貨になり得るかもしれません。